はじめに
積分の計算方法は、微分をする前の関数を探すことであった。
だが、中には積分した関数を簡単に求めることができない関数もある。
寧ろそういった関数のほうが多いだろう。
そのような関数を積分する時は、様々な積分の計算方法を知っておく必要がある。
本記事では以下の2つの積分方法について説明する。
- 部分積分
- 置換積分
それでは、様々な積分の計算方法について説明する。
様々な積分方法
部分積分
部分積分は以下のように2つの関数の積を積分する時に有効な積分方法である。
ここで、部分積分を導出してみる。
部分積分を導出するには積の微分から考える。
積の微分とは以下であった。
この式の右辺の2項目を左辺に移行して両辺を
部分積分は様々な関数において使用することができる。
代表的なのが対数関数の積分である。
微分すると対数関数
なので、対数関数を積分する時は部分積分を使う。
以下にその対数関数の積分方法を記す。
まず、以下のように
そして、係数
このように部分積分を用いて対数関数の積分を行うことができた。
また、この積分結果から微分すると
置換積分
置換積分とは積分する変数を別の変数に変換して積分を行う積分方法である。
例えば、以下の積分があるとする。
この時、
この積分において変数変換する前の積分と変化した箇所は積分範囲と微小幅である。
まず、積分範囲について説明する。
積分変数が
それは、
つまり、
これを、変数変換後の積分範囲として考える。
次に積分の微小幅について考える。
積分の変数が
そこで、
まず、
よって、
つまり、
よって、
実際に置換積分が必要な場合の積分を考えてみる。
以下の積分を考える。
ここで変数を
変数
すると、
また、
このように置換積分を用いて積分を計算することができる。
まとめ
本記事では、部分積分と置換積分について説明した。
その内容をまとめる。
- 部分積分は関数の積の積分を微分する関数と積分する関数に分けて計算をする。
- 置換積分は変数を変換し、それに伴って積分範囲と微小値も新しい変数に変える。
これらの積分をマスターすることで積分をできる関数の幅が広がっていく。
一見積分できなさそうな関数でもよく考えると、これらの手法によって積分ができるケースも多い。
ぜひ、部分積分と置換積分はマスターしてほしい。